表参道ヒルズの地下三階にあるスペース「O(オー)」で、スペインのシューズブランドと各界の著名クリエーター30組がコラボレートした、クリエイティブな靴を10月30日から11月4日までの間、展示しているとの事だったので、行ってきました。

コラボレートしていたのはグラフィックデザイナー、工業デザイナー、帽子デザイナー、建築家、演技監督など様々なクリエーター達でした。
どの靴も非常に印象的で、様々な世界の感覚が混ざり合うと、こうも面白いものかと感じました。 靴産業はスペインにとって一大産業であり、絶えず新しいクリエーターが生まれ、高い技術力を持つプロフェッショナルと経営に長けた企業が軒を連ねています。
靴が一大産業となっている国はスペインだけでは無く、イタリアやフランス、アメリカでも十分な需要と供給があります。その中でも私達は、スペインシューズに非常に魅力と情熱を感じ取る事ができます。
なぜ、スペインシューズがここまで素晴らしいのでしょう。
それは、高い技術力だけでは無く、既存の概念を取っ払ったクリエイティビティを大切にしているからではないかと思います。
靴一つ、一つに関して、遊び心を忘れない、さらに履き心地や質感にもこだわりを見せています。
並んでいた靴は、デザイナーが遊び心をたっぷり加えたモノから、奇抜なモノまで様々でした。

遊び心が一番あったのは、ロヨ・コムニカシオンとビクトリアがコラボした靴。
コンセプトは、「現実性の情熱」。様々な日常に起こる現実を覗き見る形で表現したこの靴はとてもユニークな表現をしつつ、日常とは何かという事を様々な角度で見る大切さをメッセージとして伝えています。ビクトリアは伝統的なえエスパドリーユ製造を基礎として、現在は子供と若者向けファッション業界の両方をターゲットしています。
帽子デザイナーのカンデラ・コルトがコラボしたのは、ペドロ・ミラレス。
彼女が創造したのは、重さの無い構造体、不真面目な素材と、植物の世界。とても色鮮やかで、見る人の足を止め続ける彼女のクリエイティビティには驚かされました。コルト自身はファッションショーや、映画、オペラ、演劇、バレエなどで使用され帽子のデザインなど、様々な場面で活躍をしています。注目せずにはいられないデザイナーですね。
 同じく、帽子デザイナーのマリアナ・バルトゥレン。
コラボしたのは、ワンダーズ。マリアナは木製の帽子ブロックやゲージを用いて、フレームを組み立ててから装飾する、昔ながらの伝統手法で帽子を製作しています。今回製作した靴は非常に暖かみがあり、素材や色にこだわりを感じました。彼女は「顧客に合った帽子を選定したり、テーラーメイドの帽子を作成したり、その時代の最高のモデルを選んだりする事に面白みはありません」と語る。そんな彼女が目指すイメージは1920年代だそうです。
全体を見回すと靴という概念からは、飛び出たコレクションばかりでした。
そこにスペインが持つクリエイティブを感じ取れました。
これは、こうだという考えから、少し離れて、遊び心のスパイスを加えるとそこには、本当に面白い世界がありますね。 |